スイス政府「民間防衛」に学ぶ - 内部分裂への道 / 自らを守る決意をもっていれば -
このサイトでは「民間防衛」からの引用部分は枠内部分に記述し、その前後に解説と私見を加えてます。 枠内は背景色で「黒:敵の策略」「白:敵の策略からの回避方法」と区別しています。
また、引用文中の「社会進歩党」はスイスの敵国勢力が、スイス国内に作った破壊組織(政党)の名称です
ここから先は実際に多少軍事衝突となるため、日本でまだ起こっていない未来のことになります。しかし、これらは遠い未来のことなのでしょうか?台湾へ中国は武力侵攻すると宣言してます。さらに、中国国内での反日暴力デモは、これから悪化してしまえば、テロ行為に進んでも不思議ではない状態かもしれません。また、日本の隣国は韓国ですが、すでに体制は民主的ではなく、中国共産党、または独裁政権の北朝鮮に取り込まれてしまっているようにも思われます。
上は軍事力の脅しに屈してしまったスイスと、敵国勢力である社会進歩党の躍進。下は軍事力でスイス国民が一気に危機意識に目覚められる様子が書かれています。
日本国民も今日現在、中国や韓国の現状を目の当たりにして、目覚める時期になっていると思われます。まあ、日本に徴兵制度はないので、実際に戦うのは米軍と自衛隊が中心となりますが、敵国を支援するマスコミや政党は駆逐していかなければなりません。
「民間防衛」より引用 P262
内部分裂への道スイスと同様に全体主義諸国によって脅迫されているわれわれの隣国では、ついにクーデターが起こり、侵略者に協力する政党が政権を握った。
外国勢力は、時を移さず、彼らの立場からの「秩序維持」のために行動を開始した。その結果、この外国勢力がスイスの国境に迫ったのである。
国境には、スイスの弱小な部隊しか駐留していなかったので、偶発的な衝突が幾つか起こって国境は突破されそうになり、政府は、脅迫に屈して陳謝するのみだった。
政府は外国勢力の圧力に屈し、国家安全保障のための態勢の解体さえ命じた。
社会進歩党は、この措置を歓迎するとともに、隣国の占領国と軍事同盟条約を結ぶように圧力を加える。
スイスは分裂した。
敵国の攻撃に対する、スイスの回避策 /
「民間防衛」より引用 P263
自らを守る決意をもっていればわれわれの隣国に起きた事件やこれまでに述べてきたもろもろのことは、注意深いスイス国民にとって幸いな結果をもたらすであろう。
つまり、危険が目前に迫ったことによって、これまでどっちつかずの態度でいた者は、はっきりとした態度をとらざるを得ないことになり、また、スイス国民の精神的連帯感は刻一刻と強まっていくのである。
今隣国に起こっている悲劇、すなわち、その国を支配し、その国の自由と独立の伝統をすべて破壊しつくす外国の侵略軍を、みずから招きいれた国の悲劇を目の前にして、これまで最も盲目的であったものも今や事態に目覚めるのである。全スイス国民は、若干の裏切者を除いて固い団結を誇っており、共通の理想のためには死をかけて戦う用意がある。
ただちに発動される総動員令は、あらゆる代償を払っても抵抗するという固い決意を示すものとなるであろう。
全体主義諸国の元首からの脅迫状は、そのまま突き返されるであろうし、扇動者どもは、直ちにその破壊活動を阻止され、裁判所に送られるであろう。われわれ国民の固い決意はここにおいても、また、わが国を救う。
■引用書籍
■リンク
「加治隆介の議」に学ぶ