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「加治隆介の議」に学ぶ - 第2巻 P238〜241 しがらみのない政治家 -

このサイトでは、「加治隆介の議」からの引用部分は枠内部分に記述し、その前後に解説と私見を加えてます。
登場人物の紹介はこちらです



長い間与党だった民政党。加治 隆介は地元選挙区の利益を主張せず、地元の後押しもなく当選し民政党に属しています。浅海 恒太郎は民政党の大物ですが、加治 隆介を応援しています。
民政党の他の議員は、理想の政治を行いたくても、派閥や地元後援会のしがらみがあります。

※このマンガが書かれたのは、自民党単独過半数が割れ、多くの新党が生まれる直前の1992年頃です
第2巻 P238〜241

浅海 恒太郎「加治君 今の民政党の議員は みんなキミのように生きたいと思っているんだ」
浅海 恒太郎「原理原則を貫いて理想の政治を実現する」
浅海 恒太郎「みんなそう思っているが出来ない 何故か わかるか」
加治 隆介「いえ」
浅海 恒太郎「しがらみだよ いろんなしがらみにがんじがらめになって言いたいことも言えなくなって いるんだ」
加治 隆介「どういう しがらみ ですか?」
浅海 恒太郎「党のしばりに 派閥のしめつけ 後援会へのギリ 地元選挙区へのしがらみ・・・」
浅海 恒太郎「民政党の長期政権の結果 こういうネットワークが出来あがってしまったんだ」
加治 隆介「はい」
浅海 恒太郎「そこへキミという人間が永田町へ はいってきた」
浅海 恒太郎「地元選挙区の利益を主張しない国会議員なんて まず前代未聞だ」
浅海 恒太郎「はっきり言って みんなショックを受けた 驚き かつ うらやましがっている」
浅海 恒太郎「つまりキミという人間は自分達がやりたくてもやれないことを やってのけた夢の具現者なんだ」
加治 隆介「待って下さい そんな立派なもんじゃありませんよ 私はただ・・・」
浅海 恒太郎「今必要なのは政界再編成だ」
浅海 恒太郎「戦後の民政党のやってきた政治とそのものは悪いとは思わないが単独長期政権による制度疲労が随所に現れている」
浅海 恒太郎「そのためにもキミのような風雲児が永田町にたくさん現れて新党を作ってくれればいい」
浅海 恒太郎「そのうち政党助成法によって国が政党に活動資金を出すということになるだろう」
浅海 恒太郎「そうなると みんなドッと独立する」
浅海 恒太郎「小さい会派が それぞれ政党として登録する・・・ 少数政党乱立だ」
浅海 恒太郎「これでは まとまりがつかない そこでいわゆる"ガラガラポン"をやって二つの勢力 つまり二大政党が出来上がる」
浅海 恒太郎「ワシはこう読んでいるんだ・・・」
加治 隆介「はい」
地元後援会等の利権と反発する態度を明確に示した、現在の新自民党の姿勢には通じるものがあると感じます。



■引用書籍

加治隆介の議 (1)〜(10)
講談社漫画文庫 弘兼 憲史 (著)
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■リンク
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